婦人科医が注入治療をしている理由

目次

注入治療を行うきっかけ

私は婦人科医ですが注入治療も行っています。

一般的には注入治療をしている医師は皮膚科か形成外科の方が多い印象です。

婦人科医をやりながら注入治療をしているのは変わり種かもしれません。

私は十数年前に注入治療を始めました。

夫が整形外科医の傍ら美容外科医もしており彼からやってみたら、と勧められたのがきっかけでした。

当時、ボリューマやMD codesもなく、ヒアルロン酸といえばほうれい線や目の下にラインで注入するだけでした。

喜んでくださる患者さんはいましたが、シワを埋めるだけの治療にそれほど魅力を感じていませんでした。

その後注入治療は激変しました。

MD codesの登場です。

インストラクターの先生に何度もお越しいただき新しい製剤の新しい使い方を学びました。

今までにはないお顔全体の変化、自然に若返る効果に驚き、患者さんの喜ぶ姿に感動し、もっと出来るようになりたいと外部研修に積極的に参加しました。

キレイになること、若返ることは勇気を与えるということも自分が治療を受けて知りました。

「人は見た目が9割」という本がありましたが、自分自身こそ自分を見た目で判断しているかもしれません。

少し若返ってから考え方も行動も自然に積極的になりました。

注入治療だけでマインドが激変したわけではありませんが、見た目のアンチエイジングは心のアンチエイジングにつながると思います。

 婦人科医医として

一方、婦人科医の仕事

女性の心と身体の悩みを改善する役目にもずっとやりがいを感じてきました。

更年期と呼ばれる年齢になり、女性の身体について知識があることがどんなに安心なことか実感しました。

女性が自分の身体を知り人生の後半戦をアクティブに生きていく支援をしたい、

婦人科医としての知識と注入治療で、と考えたのは自然な流れでした。 

・婦人科医として臨床の場に立つこと
・注入治療医として研鑽を積むこと
・女性の身体について伝えること

この3つが私のやりたいことです。

やりたいことがあるとはなんという幸せでしょう。

じっくり取り組んでいこうと思います。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

前原順子のアバター 前原順子 産婦人科専門医

1998年名古屋市立大学医学部卒業。産婦人科専門医。名古屋市立大学病院、公立陶生病院等で産婦人科診療に従事。2010年より前原外科・整形外科にて注入治療を始める。現在は婦人科医、注入治療医として複数のクリニックに勤務。二男一女の母。

ヒアルロン酸、ボトックスの注入治療を行なっています。注入治療により、大きく顔立ちを変えることなくお顔全体をバランスよく若返らせることができます。婦人科医として年齢サインに悩む女性の心を勇気付けたい、その方法の一つを注入治療と考えています。

目次
閉じる