前回は低用量ピルの話でした。
今回はここぞという日のために、ハレの日バージョンです。
結婚式、発表会などハレの日のためにすることといえば
エステで肌のスペシャルケアや普段手が行き届かない背中のお手入れとか、ダイエット、低用量ピルを予め飲んで月経を避ける人もいるかもしれません。
「大切な日のために少しでもキレイになりたい」
誰でもそう思います。
でも最近気になることがあります。
それはハレの日のために美容外科や美容皮膚科を受診する人が増えていることです。以前に比べて美容医療が身近になったということでしょうが、ちょっと心配でもあります。
なぜかといえば美容医療はリスクがあるから。
エステなどに比べて効果も高いがリスクも高い、
ハイリスクハイリターンだからです。
リスクも考える
手術だったら腫れや内出血が思ったより長く続くとか感染することがあるかもしれません。
注入治療は塞栓のリスクがあります。
デバイス治療でも攻めすぎたら赤みや色素沈着などもありえます。
確率が数%とか1%以下で低いから大丈夫、ではなくて
100人に1人、の1人になってしまった時の影響が大きいことが問題です。
ハレの日を控えているのでなければ、
『時間はかかってもキレイに治るならいいかな』
と思えるかもしれません。
でも大事な結婚式を前にもしそんなトラブルが起きたら同じように思えるでしょうか。
動揺して平常時の気分でいられなくなり準備どころではなくなってしまいそうです。
うまくいく想像しかしない、のではなく
最悪のことも考えてみましょう。
ハレの日を一点の曇りもない笑顔で迎えてほしい
大切な日のためにやることはつまらないかもしれないけど、ローリスクなことがオススメです。
もし美容医療を受けるなら半年から1年前が望ましいと思います。