自分を超えるためには

注入治療は一人として同じ治療がありません。

医学的なセオリーと患者さんの満足の両方を満たす治療は実はかなり幅広いのです。

何通りどころか何十通りもあります。

沢山の正解からどれを選び出すか、正解中の正解を考えることにやり甲斐を感じます。

医学的なセオリーは間違いなく患者さんのお顔がバランスよく若返る方向に導きます。

今回の治療が今後の治療の一部だと理解している患者さんには医学的セオリー100%でOKです。

でもそうでない患者さんにとっては満足度は低くなるかもしれません。

多くの患者さんは初回の治療に満足するかどうかでまた治療したいかどうかが決まるのではないでしょうか。

そう考えると初回の治療で満足してもらいたい、注入治療の可能性を感じてもらいたいと思うのです。
だから正解中の正解の中でも患者さんの満足度が高い正解を考えます

悩みを最大限改善するための見極める目

この時自分の考えを持った上で新井先生のフィードバックを聞くことが自分の世界を広げてくれます。
学びが深まる瞬間です。

「こうでないといけない」の範囲が狭いと、考える正解の数が少なくなってしまいます。
医学的には間違ってなくても患者さんの満足はそこまで高まらず

「注入治療ってこんなものか」

と思わせてしまうかもしれません。

例えば集中するか分散させるかという問題があります。

注入ポイントを分散させることは確実に全体のバランスを整える方向に行きます。

でも悩みを改善する度合いはマイルドになります。

今日の時点で悩みを最大限改善するには

「どこまで集中させられるか」を見極める目が必要です。
分散させるより「どこまで集中させられるか」の方が難しい。
そういう問いに対して新井先生の考えを聞くと見る目が鍛えられ、集中させる一歩を踏み出すことができます。

そして実際注入してみてここまで集中させることはOKなんだという経験をすると

自分の「こうでないといけない」範囲が広がります。

患者さんは満足して喜んでくださるし、私は次からより患者さんの満足度が高い正解を考えることができます。

指導してもらえることはつくづく幸せです。

注入治療が益々好きになりました。

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この記事を書いた人

前原順子のアバター 前原順子 産婦人科専門医

1998年名古屋市立大学医学部卒業。産婦人科専門医。名古屋市立大学病院、公立陶生病院等で産婦人科診療に従事。2010年より前原外科・整形外科にて注入治療を始める。現在は婦人科医、注入治療医として複数のクリニックに勤務。二男一女の母。

ヒアルロン酸、ボトックスの注入治療を行なっています。注入治療により、大きく顔立ちを変えることなくお顔全体をバランスよく若返らせることができます。婦人科医として年齢サインに悩む女性の心を勇気付けたい、その方法の一つを注入治療と考えています。

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