注入治療は一人として同じ治療がありません。
医学的なセオリーと患者さんの満足の両方を満たす治療は実はかなり幅広いのです。
何通りどころか何十通りもあります。
沢山の正解からどれを選び出すか、正解中の正解を考えることにやり甲斐を感じます。
医学的なセオリーは間違いなく患者さんのお顔がバランスよく若返る方向に導きます。
今回の治療が今後の治療の一部だと理解している患者さんには医学的セオリー100%でOKです。
でもそうでない患者さんにとっては満足度は低くなるかもしれません。
多くの患者さんは初回の治療に満足するかどうかでまた治療したいかどうかが決まるのではないでしょうか。
そう考えると初回の治療で満足してもらいたい、注入治療の可能性を感じてもらいたいと思うのです。
だから正解中の正解の中でも患者さんの満足度が高い正解を考えます。
悩みを最大限改善するための見極める目
この時自分の考えを持った上で新井先生のフィードバックを聞くことが自分の世界を広げてくれます。
学びが深まる瞬間です。
「こうでないといけない」の範囲が狭いと、考える正解の数が少なくなってしまいます。
医学的には間違ってなくても患者さんの満足はそこまで高まらず
「注入治療ってこんなものか」
と思わせてしまうかもしれません。
例えば集中するか分散させるかという問題があります。
注入ポイントを分散させることは確実に全体のバランスを整える方向に行きます。
でも悩みを改善する度合いはマイルドになります。
今日の時点で悩みを最大限改善するには
「どこまで集中させられるか」を見極める目が必要です。
分散させるより「どこまで集中させられるか」の方が難しい。
そういう問いに対して新井先生の考えを聞くと見る目が鍛えられ、集中させる一歩を踏み出すことができます。
そして実際注入してみてここまで集中させることはOKなんだという経験をすると
自分の「こうでないといけない」範囲が広がります。
患者さんは満足して喜んでくださるし、私は次からより患者さんの満足度が高い正解を考えることができます。
指導してもらえることはつくづく幸せです。
注入治療が益々好きになりました。