春は疲れがたまる時期です

暖かくなってきて過ごしやすい季節になりました。

でも季節の変わり目でもある今の時期は不調が出やすい時期でもあります。

新年度が始まり生活環境に変化があった方も多いでしょう。

こうした時期は、知らず知らずのうちに心と体に疲れがたまりやすいものです。

実際婦人科外来で

「なんだかだるくて」

「疲れが抜けません」

と訴える患者さんは多いです。

責任感が強くて真面目な女性は、

自分自身を後回しにして頑張ってしまいます。

「まだできる、もっとできる」と。

実は、私自身もつい先日まで心身ともに慌ただしい毎日を過ごしていました。

両親が相次いで入院し、子どもの受験も重なりました。2回連続でセミナー講師を務めるという大役もありました。

どれも大切でおざなりにできないことばかり。

だから自分なりに精一杯務めました。

「まだできる」と。

そしてひと段落ついた時、

自分で思っていた以上に疲れていたことに気づきました。

目次

自分で自分の機嫌を取ること

ひと段落ついてもやるべきことは沢山あります。

でも疲れている時は焦って次に取り掛かるより、

一旦「おつかれさま、よく頑張ったね」

自分にご褒美をあげるようにしています。

疲れている自分、続けて頑張れない自分を認めて許します。

今回はマッサージとお茶のお稽古に行ってきました。

子どもたちや夫とたわいもないお喋りをしたり、

美味しいおやつを食べたり、

友人と会う約束をしたり、

そんなことも元気をくれました。

自分で自分をご機嫌にする方法は沢山あるといいと思います。

あなたをご機嫌にするのはどんなことですか?

つらいときは一人で抱え込まないで

でももし何もやる気が起きない気持ちが続いたり、

鬱々して考えがまとまらない、

不安や焦燥感がある、

よく眠れない、

という方は一人で抱え込まずに医師やカウンセラーなどプロを頼りましょう。

漢方薬が驚くほどよく効いて心身の不調が軽くなったり、

カウンセリングで話を聴いてもらうだけで気持ちが楽になることもあります。

受診するのは心療内科でも婦人科でも内科でも構いません。

軽いうちに治療を始めると早く楽になります。

私も本当に辛い時はプロに相談します。

ところで、最近胃カメラ、大腸ファイバー、子宮頸がん検診、乳がん検診を受けました。

子宮頸がん検診と乳がん検診は勤務しているココカラウイメンズクリニックで毎年受けています。

胃カメラ、大腸ファイバーはすみれ内視鏡クリニックで初めて受けてから2年半ぶりです。

前回大腸ポリープがいくつかあり「次は2年後くらいに受けてくださいね」と言われました。

大腸ファイバーは前処置でニフレックを飲むのが大変ですが、麻酔で寝ているうちにやってもらえるので検査自体は全く辛くありません。

やらなくちゃと思っていた検査を済ませることができ、ホッとしました。

忙しいと自分のことは後回しになりがち、しかも健診は楽しいことではないのでつい先延ばしになります。

でも自分の健康は自分で守るしかありません。

健診は予約が必要なものもあります。

先々の予定を見渡して落ち着いている時期に予定を予め入れておくと先延ばしになりません。

がん健診、受けていますか?

今日のメッセージ

疲れちゃった時は自分を癒すことが最優先、自分で自分をご機嫌にしましょう

それもできないくらい辛いときはプロを頼りましょう

健康チェック、がん検診は思いついた時に予約してしまいましょう

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この記事を書いた人

前原順子のアバター 前原順子 産婦人科専門医

1998年名古屋市立大学医学部卒業。産婦人科専門医。名古屋市立大学病院、公立陶生病院等で産婦人科診療に従事。2010年より前原外科・整形外科にて注入治療を始める。現在は婦人科医、注入治療医として複数のクリニックに勤務。二男一女の母。

ヒアルロン酸、ボトックスの注入治療を行なっています。注入治療により、大きく顔立ちを変えることなくお顔全体をバランスよく若返らせることができます。婦人科医として年齢サインに悩む女性の心を勇気付けたい、その方法の一つを注入治療と考えています。

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