投球障害(肘関節)
投球障害とは野球などのボールを投げる動作の多いスポーツにより、関節唇、軟骨、骨、筋肉、神経に過剰な負担がかかって疲労し、主に肩や肘関節に違和感や痛みを感じる疾患です。
症状
はじめは投球時に局所に圧痛があり安静時には無痛か倦怠感のある程度です。
痛態が進むと肘関節の可動域制限が現れてきます。
保存療法
消炎鎮痛剤の内服薬や注射、リハビリテーションを行います。
症状が改善されない場合は関節鏡視下手術を行います。
症状
主な初期症状は、腕を回した時に違和感や痛みを感じる、ストレッチ時に異音を発するなどです。悪化すると肩と肘関節の曲げ伸ばしのできる可動域が低下し、手術しなければ投球動作ができない状態になることもあります。
保存療法
原因となっているスポーツ(動作)をしばらく休止し、アイシング、鎮痛薬の投与などを行います。
またストレッチや筋力トレーニングによる負荷に耐えうる身体作り、フォームの改善をしていきます。
手術療法
関節鏡視下手術
保存的療法で回復しない場合や、損傷が大きい場合には、関節鏡を用いた手術を行います。
傷んだ肘関節に膝関節からとった軟骨を移植します。
術後2カ月〜6カ月で投球動作が可能になります。
リスク
手術対象は学生が多く、リハビリテーションが長期にわたるため、その間スポーツを控えなくてはなりません。