消化器科
胃癌検診は近年、上部消化管造影検査(バリウム検査)より、上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)へシフトしてきており当院でもこれに対応し、選択していただくことが可能です。更に胃カメラにおいても、従来からの経口内視鏡に加えて、細径内視鏡による経鼻内視鏡を選択することもでき、より負担の少ない検査をご提供させていただいています。大腸癌検診(便の検査)で陽性判定された方に対しては大腸CT検査(CTコロノグラフィー)による二次検査をご提案させていただいています。このように、掬い上げられた悪性疾患等は、ご希望の基幹病院(藤田医科大学、刈谷総合病院等)に紹介させていただき、外来通院加療が可能な疾患(ヘリコバクターピロリ胃炎、胃潰瘍、逆流性食道炎等)に関しては、当院にて内服加療を行います。また、基幹病院で癌の手術、治療を終えられた方の、通院によるアフターフォローも行えます。
また、CT MRI 腹部超音波なども導入しており、胃、大腸のみならず肝 胆嚢 膵臓などの臓器のスクリーニング検査も行っています。
他方、鼠径(そけい)ヘルニアの局所麻酔下手術、内視鏡下の胃瘻造設(PEG)なども応需可能です。
循環器内科
循環器内科は、高血圧や心臓疾患、動脈硬化、高コレステロール、成人病などが主に対象となります。日本人の死因の多くは心臓疾患、脳血管疾患が原因です。
また血管の動脈硬化が進むと、心筋梗塞や脳梗塞になることもあります。当院では手術前の方に循環器内科に受診していただき手術及び麻酔に影響がないか確認しています。
内分泌内科
内分泌・代謝・糖尿病内科は健診で指摘されることが多い高血糖症(糖尿病)、脂質異常症(高脂血症)、高尿酸血症(痛風)などいわゆる生活習慣病や甲状腺疾患に代表されるホルモン異常の診療を専門とする内科のひとつです。
生活習慣病はその名前のとおり食事・運動習慣などの影響を大きく受けます。そのため、お薬による治療に加えて、患者様ごとに合わせた生活習慣の改善を指導します。
また、ホルモン異常による症状は倦怠感や発熱などありふれたものが多く、初期には正確な診断が難しいことがあります。当科では専門内科の立場から早期の診断・治療に結びつく様、精密検査を行います。
泌尿器科
泌尿器科は腎・尿管・膀胱・尿道など尿の通り道となる臓器を診療する科です。その中でも当院では女性泌尿器科疾患に特化し、女性医師による診断・治療を行います。こらえきれない尿意や頻尿などを起こす過活動膀胱、笑ったり走ったり腹圧がかかるときに尿が漏れてしまう腹圧性尿失禁や骨盤臓器脱など女性骨盤底疾患と称されるいくつかの病気があります。疾患の診断が適切に行われればお薬の内服治療で改善する疾患もたくさんあります。
排尿の問題は一生の問題です。女性泌尿器科外来は第2・4火曜日2時から予約制です。恥ずかしがらずに相談に来てください。