整形外科

肘関節脱臼

概要

肘関節は上腕骨・尺骨・橈骨の3つの骨から形成される関節です。
肘関節脱臼には前方脱臼、後方脱臼、側方脱臼があります。
多くの場合、尺骨が上腕骨の後ろ側に脱臼する後方脱臼です。

症状

後方脱臼では、激しい痛みと肘関節の動きが困難になります。
受傷機転としては転倒や交通事故によるものやラグビー格闘技など接触するスポーツなどで起こることもあります。

保存療法

一般的には徒手整復し、その後肘関節を曲げた状態で3〜4週間ギプス固定を行います。
その後リハビリテーションで関節の動きを改善していきます。

手術療法

整復されても、すぐに再脱臼を起こすような場合は、肘関節の広範囲の軟部組織の損傷が疑われます。
このような時は手術によって靭帯修復、靭帯再建を行うこともあります。

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