腸脛靭帯炎
概要
膝上の外側に位置する場所が痛くなるもので、その際に、腸脛靭帯と骨の部分で摩擦が生じることによって発症します。ランニング障害の一つであり、ランニングにおける膝の屈伸動作で発症するものが多いです。膝の外側の骨が突出している人に発症しやすいとされています。また、オーバーユースやランニングフォームの不良によって生じやすく、陸上競技の中長距離選手や男性に多くランニングによって発症しやすいといわれています。
症状
膝の外側の圧痛やランニング時の同部位の痛みが認められます。
重症例では歩行時にも痛みが出現する場合があります。
治療
保存療法で症状が軽減することが多く、リハビリテーションでランニングフォームの改善やインソール、サポーターなどの装具療法を行います。その他、ステロイド注射等の薬物療法も有効といわれています。