手指骨折
概要
中手骨は、手の甲を構成する骨で5本あります。中手骨骨折は、指が硬い物に挟まれたり、ボクシング、空手などによるスポーツ外傷によって生じます。
また、指を曲げた状態で強制的に内側にうごかされた時に受傷する場合もあります。
症状
手の甲から指の腫れや痛みが生じます。また手の甲の変形が生じることもあります。
手の甲の痛みや腫れがあっても、指を動かすことができるので、打撲と間違えることが多いです。
保存療法
ズレが大きい場合、元に戻し先端から三番目の関節(MP関節)、二番目の関節(PIP関節:近位指節間関節)を90°に曲げた状態で固定したり、手の甲側にパッドを当て圧迫したり、指を曲げたまま固定します。
また、元に戻した位置を保つためにピンやプレートを使用して固定する手術を選択することもあります。
手術療法
手術で骨折部を良好な位置に戻し、鋼線で固定します。