整形外科

変形性股関節症

変形性股関節症とは、関節をなめらかに動かすためのクッションの役割を担っている関節軟骨が、加齢などによってすり減ってしまうことが原因で、足の付け根にある股関節に痛みが起きる疾患のことです。
一次性と二次性に分けられ、一次性は原因不明で発症する場合を指します。

二次性は、先天性の股関節脱臼のある人や、先天性の臼蓋形成不全のある人が二次的に発症する場合を指します。

中高年の女性に多く発症する疾患です。

症状

変形の程度により、前期関節症、初期・進行期・末期に分かれます。
前期関節症の時期は、まだ軟骨が十分に残っているため、しばらくたつと痛みはおさまります。
初期は、軟骨が減ってくるため、長時間歩いたり、階段を使ったりすると痛みを感じることがあります。
進行期には痛みがだんだん強くなり、末期になるともう軟骨がほとんど残っていない状態で、何もしていないのに痛むようになります。

保存療法

鎮痛剤、リハビリテーション(ダイエット指導、筋力増強)などを行います。

手術療法

<低侵襲人工股関節置換術(MIS−THA = Minimally Invasive Surgery ? Total Hip Arthroplasty)※以下「THA」>
「THA」とは、変形した股関節の骨や軟骨を切除し、金属やポリエチレンを使用した人工関節に置き換える手術です。

人工物に置き換えることで痛みがなくなり、歩行を楽にします。
「MIS−THA」は、従来の半分、約10cmほどの切開での手術を可能にした治療法です。

患者さんの体への負担が少なく、もちろん術後数日の痛みはありますが、従来の「THA」に比べれば痛みはかなり軽減されます。

リスク

人工関節を使用するので、その耐久性には限度があるということです。
この点については、従来の「THA」と何ら変わりはありません。

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