整形外科

PCL損傷(後十字靭帯損傷)

後十字靭帯(PCL)とは太ももの骨とすねの骨を繋いでいる靭帯で、すねの骨が後ろにずれるのを防ぐ役割があります。後十字靭帯損傷はスポーツ時に生じる事が多く、ラグビーや柔道といったコンタクトスポーツなどによく起こる怪我です。スポーツ活動中に、すねにタックルされたり、膝が曲がった状態で膝から落ちたり、すねを地面に打ち付けるといった事が原因で受傷する事が多いです。

症状

膝関節の腫れ、膝関節周囲の痛みなどがあります。PCL損傷はACL損傷とは違い、緩くなった状態でありますが連続性を保っている場合が多く見られます。このためPCLの機能を残している場合が多い為、単独損傷では自覚することが少ないです。スポーツも継続できる場合が多い為、手術を要することはACL損傷と比較し少ないです。

保存療法

関節可動域訓練や筋力増強運動を行っていきます。

手術療法

不安定性が強く日常生活やスポーツで不安定感が出る場合、他の靭帯損傷を合併している場合です。

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