整形外科

肩インピンジメント症候群

概要

インピンジメントとは衝突や挟まるという意味があります。
肩のインピンジメントには2種類ありインターナルインピンジメントとエクスターナルインピンジメントと呼ばれています。

この2種類の違いは衝突する場所が違い、損傷する組織が異なります。
インターナルインピンジメントでは関節にある関節唇という組織が衝突しエクスターナルインピンジメントでは腱板と呼ばれる筋肉や滑液包という組織が衝突します。これらは野球などの投球する動作に起こることが多いです。

症状

投球時の痛みが主な症状となります。損傷部位や重症度によっては日常生活での動作においても痛みがでることがあります。

保存療法

関節内注射や安静にすることで損傷した組織の回復を図ります。同時にリハビリテーションで肩関節周囲筋の機能改善や柔軟性の改善など全身の機能向上を図ります。また、不良なフォームで投球を続けていると再発の恐れもあるためフォームの改善にも取り組みます。

手術療法

損傷が激しい場合や保存療法にて効果がない場合は鏡視下手術などが選択されることがあります。

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