整形外科

変形性膝関節症

変形性膝関節症は、加齢などによって膝関節の軟骨がすり減り、関節炎や変形が起こることにより痛みや関節の動きが悪くなる疾患で、男性よりも女性に多く起こります。

また、体重がかかればかかるほど膝への負担も増すので、肥満の人にも多くみられます。
現在の日本では、1200万人もの患者がいるといわれています。

特に原因のみつからない一次性のものと、けがや炎症などが原因で起こる二次性のものに分けられます。

症状

膝関節の軟骨がすり減ることや、筋肉の働きが衰えることにより痛みが起こるもので、初期には膝を動かすときに痛みを感じます。

症状が進行すると絶えず痛みが出現し、膝関節の動きが悪くなり、歩行困難となります。中高年の女性に多い疾患です。

保存療法

鎮痛剤、膝関節内注射(1週間1回)、リハビリテーションを行います。

手術療法

人工関節置換術(TKA=Total Knee Arthroplasty)※以下「TKA」

「TKS」は、膝関節の上下を金属やポリエチレンを使用した人工膝関節に置き換える手術です。
手術の傷跡が10〜15cmと小さく、入院期間は約2週間で、杖歩行にて退院可能です。

リスク

人工関節には寿命があります。
寿命がくると人工関節と骨とのつなぎ目がゆるくなり、痛みや不安定が出現してきます。

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