胸郭出口症候群
概要
胸郭出口症候群は様々な原因で、鎖骨周辺にある腕神経叢という神経の束や、血管が圧迫されて起こる障害です。圧迫される部位によって、斜角筋症候群?肋鎖症候群?小胸筋症候群(過外転症候群)と呼ばれますが、総称して胸郭出口症候群と言います。
症状
肩甲骨周辺や腕、手指にしびれやだるさ、痛みを生じます。ひどくなると筋力の低下、腕の冷感などの症状が現れます。野球やテニス、水泳などでの不良なフォームや、不良姿勢での長時間のデスクワークなどが原因です。
治療
痛み止め等の薬物療法も行いながら、症状を悪化させる様な腕を挙上した位置でのスポーツ動作を避けます。また、リハビリテーションを行うことで肩関節や肩甲骨周囲の筋肉の硬さを改善するストレッチや、弱っている筋力を向上させるトレーニングを行い、過度な圧迫が加わらないように肩関節の周りの機能向上を図ります。