足底腱膜炎
概要
足底腱膜とは足の指の付け根から踵まで足の裏に膜のように張っている腱組織で、そこに炎症が起き、痛みをもたらす傷害です。扁平足、よく歩く人、体重の重い人などに起こりやすく、踵に痛みを伴うケガとして最も頻度が高いです。特にスポーツにおいては一時的に軽快してもオーバーユースにより再発を繰り返すことが多いケガです。40〜50歳代で多く発症しますが、若年者でもスポーツ選手には多い傷害です。
症状
起床時の動き始めや、しばらく椅子に座って歩き始める時に痛くなりやすいです。スポーツでは開始時に痛みが現れ徐々に改善していく場合と、途中から増強して運動が継続できない場合があります。
![足底腱膜炎のイラスト図](https://risei-kai.or.jp/maehara-seikeigeka/wp-content/uploads/2021/04/7107d0f1b315d22cd917e8e808385c45.gif)
治療
多くの方は保存的治療にて軽快されます。しかし、治療には長い時間を必要とする場合もあます。
リハビリテーション、痛み止めなどの薬物療法、インソールの作成などがあります。