整形外科

アキレス腱断裂

概要

アキレス腱とはふくらはぎの筋肉(腓腹筋とヒラメ筋)を踵に付着させる腱のことで、人体最大の腱です。アキレス腱断裂の好発年齢は30〜40歳台でスポーツによって受傷する方が多いです。高齢者では日常生活中の転倒などで生じます。アキレス腱周囲の痛みがしばらく続いた後に起こる変性断裂型と、しばらくスポーツから遠ざかっていた人が急に激しいスポーツを行い断裂する急性型があります。

アキレス腱断裂のイラスト図

症状

受傷後はアキレス腱部の陥没が認められ、つま先立ちが困難となります。

保存療法

ギプス固定や機能装具を用いた上でリハビリテーションを行います。

手術療法

再断裂率は手術した場合1〜2%、保存療法では15%であり、手術療法のほうが再断裂の危険性が少なく、早期復帰も可能なため多くの場合は手術療法を選択します。手術はアキレス腱縫合術を行います。

アキレス腱縫合術

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